皆様、こんにちは!
USボーカル教室大分明野校チーフの西田です。
今日のお薦めの曲はやはり本日にちなんで
「My Funny Valentine」でしょうか
この曲は
歌詞はとても可愛らしい内容なのですが、
暗めの曲調なので年を重ねた大人の恋
のような、
少しビターで、歌っていてもなぜか
切なさや憂いを感じてしまう曲です。
一度、和訳を見ながら
聴いてみるのも面白いと思います♪
では、
お題の「脳の錯覚」について
今日はお話したいと思います。
まず、腹式呼吸で歌を歌うのって、
初めはかなり大変です(笑)
右利きの人に左で箸を使ってご飯食べて!
ぐらい難しいです(汗)
なので、レッスンの時は
腹式呼吸を意識させるより、
ただ息を吐くことに集中して歌ってもらいます。
しかし、中音域なら簡単な、
[息を吐いて歌う]という事が、
なぜか高音域を歌うときには
息を吐くことが出来なくなり、
力んで高音がだせなくなります。
ですので、生徒さん達には、
無意識のうちに息を吐いて歌えるよう、
様々な動作を取り入れて、
高音に引っ張られず息を吐きながら
歌えるようにレッスンしていきます。
例えば、メロディ(歌詞)のリズムを、
手拍子で取りながら歌ったり、
平泳ぎや、テニスの素振りの動作をして頂いたりします。
ただ、
高音域になるとなかなか皆さん…
[体の動き]と[息を吐く]が連動できないようで…
体は動いているのに、
息は吐けないまま歌ってしまって、
そこを生徒さん自身が気付かず、スルーしてしまう…。
体は動いているから脳は出来ていると
錯覚してしまうんですね~
ぶっちゃけ、気付いて頂けない…。
これがボイトレで教えるのに1番!
苦労するところなのです(泣)
しかし!!!
私は発見してしまいました!
人の脳のアバウトさを!!!
人の脳って意外とアバウトで、
一度に2箇所以上の痛みを感じることが
苦手らしいのです。
なので、体を動かしながら
高音域を力まず息を吐くなんて、
脳にしてみれば至難の技…(たぶん。笑)
そこで、脳の錯覚に渇を入れるべく、
第三者を挟んで自分以外の物で脳へ、
緊張という別のアプローチをかける!
これが、超!超!ミソだったのです!!
なぜかは脳科学者ではないので
わからないですが(笑)
ただ、単純にボールと鉛筆を使って
叩きながらリズムを取り、息を吐くときに
ムニュと押す。
この物を使うという動作を入れるだけで
生徒さん自身が気付いて、意識的に
高音域の息が吐けるようになるんです!!
大事なのは生徒さん自身が
息が吐けてないことを体感して気付いてもらうこと!
(息が吐けない=ムニュっと出来ない)
息が吐けてないと気付いて頂くだけで
レッスンのレベルがかなり上がります!
※1つだけ注意する点は、ボールがかなり
ヘタってないとムニュっと押せないので(笑)
テニスの軟式用のボールなどを探して
いただかないといけないことでしょうか…
(ハリがあると駄目でした)
スポンジなどもいいかもですが…
今年は脳にアプローチするレッスンからスタートした
大分明野校ですが、
人の体って本当に奥が深く、
レッスンのスタイルも日々研究しないと
多様な生徒さんの体を征することは
できないんだなーと改めて痛感しています。
これからもしっかり精進して、
よりわかりやすくて楽しいレッスンを
目指して行きたいと思います?