奇才の文学×クラシック

今回のお薦め曲
♪『ヴォカリーズ』ラフマニノフ

 

どうも。
USボーカル教室
横浜日吉校×横浜中山校の中村です。

 

突然ですが、皆さんはクラシックは聞きますか?

最近私は、とある公演で文学作品とともに
クラシック音楽も楽しむという体験をしまして、
久々に「クラシックいいなぁ~♪」と思ったのです。

その公演というのが、『オブンガク堂』という、
文学の朗読×音楽×おやつ(カフェタイム)が
組合わさった何とも贅沢な公演だったのですが

その日の公演で登場した曲目のうちの一つが、
今回お薦め曲にあげたラフマニノフの「Vocalise」です。

朗読に使われた作品は、
夢野久作という方の「死後の恋」と「支那米の袋」という、
かぁーーなりディープもディープ過ぎる作品だったのですが

この作品と共に聴く音楽が、
これまた妙にハマって凄く良かったんです◎

これが相乗効果というものか!
という、そのものだったのですが(笑)

 

そこで出会った、
その日はフルートメインで演奏されていた「Vocalise」が
どうも気になって後日調べたら、やはり元は声楽曲とのことで。

 

クラシックの歌曲で、
いつか歌えるようになりたいなぁ~☆
と思えるよな有名な曲といえば、
オペラ『魔笛』で出てくる
「夜の女王のアリア」かな?と私は思ってました。

 

でもこの「Vocalise」という曲を調べたら、
これまた凄く素敵かつ高度な曲でして。

これは夜の女王のアリア並みに
人気ある曲だろうなと感じました。

まずこの曲、歌詞がないんですね!
ずっと「アー」で歌われるんです。

それゆえに、声の音、ただその一つだけで
表情をつけていかなきゃいけない!!

 

これこそ歌い手の技量が、
もの凄ぉーーく問われる楽曲だなぁ~~…と。

でもだからこそチャレンジしてみたくなる。
そんな歌い手心くすぐられる楽曲です。

 

あと、公演のメインであった夢野久作の文学世界。
こちらも初めて触れたのですが、私は好みでございました。

日本三大奇書のうちの一つ
『ドクラ・マグラ』の作者だそうですが、
江戸川乱歩とか安部公房とか好きなら
イケるんだろうな☆と思いました。

 

そういう文学の世界とマッチするよな
音楽と共に作り出される世界に浸るって、
実はもの凄く贅沢で健全な現実逃避の仕方かもしれません。

特に音楽がクラシックでロシアとか東欧系の方だと、
より雰囲気が盛り上がる気がします。。。

 

あっ!でもそれは選ぶ文学作品によりますよね(笑)

 

でも、そういう風に
少し現実から離れた世界に健全に浸って戻ってくると、
いつもの日常に新しい視点が
いつの間にやら加わってきますからね♪

 

普段とは違うジャンルへ手をのばして、
何かと掛け合わせてみると
面白い発見もあって良いものです◎

 

それにしても、いやぁ~。
この『オブンガク堂』という公演。

不定期で次はいつ何処で開催されるか
わかりませんが、いいですよ☆

そんな所で、本日はこの辺で~(*´∀`)♪

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